【相続Q&A】遺言書が偽物?事前準備でトラブル予防

投稿日 :
2020-06-30 13:40:00

 

 Question

 

 

 

 

先日、父親が亡くなった後、同居していた長男が遺言書を発見しました。

しかしその内容は、遺産の大部分を長男に相続させるという内容でした。

長男に有利な遺言の為、他の兄弟は、その遺言書が偽物ではないか、または長男が書き換えたり、無理矢理父親に書かせたりしたものではないか?と疑い出しました。

当然、本人はそのようなことはないとわかっているのですが、このようなトラブルにならない為にはどうしたらよかったのでしょうか?

 

 Answer

 

 

【費用はかかりますが、公正証書遺言を作成しましょう】

 

  

 

 

公正証書遺言とは、公証人が公正証書の形で遺言書を作成する方法です。

公正証書遺言なら、公証人が遺言者の身分確認をした上で、公文書として作成してもらえます。

また、作成後の遺言書は公証役場で厳重に管理されるので、偽造や変造のおそれはほとんどなく信用力も非常に高いです。

 

通常は、私文書の形で遺言書を作成される方が多いですが、万が一、訴訟となった場合は、筆跡鑑定などのために多額の費用をかけた上、裁判期間で1年以上の時間がかかることも珍しくありません。

何よりも、裁判となれば仲の良かった親族で絶縁状態となることも多く、生前に予防できることはしっかり準備しておきましょう。

 

 

相続した不動産の査定や売却などのご相談は是非弊社へお任せ下さい。

 詳しくは、075-406-7037

までお問い合わせください。